国連が北朝鮮に対する新たな制裁を決議する数時間前、アジアの国の外相が国営テレビを通じて、米国に対する「予防的」核攻撃の計画を発表した。
同大臣によれば、「米国が核戦争を始めようとしていることから、(北朝鮮は)自国の利益を最優先に保証する目的で、敵基地に対して予防攻撃を行う権利がある」という。
脅威の上に生きている国
12月のロケット発射と2月の北朝鮮軍による核実験以来、北朝鮮による脅威はますます頻繁になっている。この行動を受けて、国連安全保障理事会は、軍事利用のための技術や資材への同国のアクセスを阻止するための制裁を含む3つの決議案を採決することになった。これから採決されるこの措置は、北朝鮮国家に対する第4次の制限となる。
新たな国連決議に応じるたびに、北朝鮮は脅迫を強め、差し迫った攻撃を大々的に約束している。同国のこれまでの挑発は、1953年に朝鮮戦争を終結させた休戦協定の破棄だった。緊張が高まっているにもかかわらず、同国がワシントンに届く兵器を保有していると本気で信じている人は北朝鮮以外にはいない。